骨密度に異常がみられた人は…

カルシウムを摂りましょう。運動も大切です
平均寿命の延長とともに、特に閉経後の女性の骨粗しょう症は気をつけたい問題です。
高齢者の寝たきりの原因のうち約20%が骨折といわれています。
中でも大たい骨という、太ももの骨の骨折により寝込んでしまうと、
それをきっかけに自分で歩けなくなってしまうことが多いのです。

別の検査もしてみましょう
骨密度検査法は一つではありません。前腕で測定する他に、
手の骨で調べるもの、腰椎で測るものもあります。
施設によって異なりますので、骨密度が低いといわれた場合は、比べてみてもよいでしょう。

<骨組しょう症を予防する生活改善のポイント>

  1. 乳製品を十分に摂取する
  2. 乳製品中のカルシウムは吸収されやすいのですが、
    摂取される乳製品の量が少ないと、吸収できるカルシウム量も減ってしまいます。

  3. スナック菓子や、インスタント食品などを控える
  4. スナック菓子、インスタント食品、炭酸飲料にはリンが多く含まれています。
    リンは体に必要な栄養素ですが、摂りすぎると、カルシウムが尿中へ多く排出されてしまったり、
    またカルシウムの腸からの吸収を妨げます。

  5. 無理なダイエットをしない
  6. 食事量を極端に減らしたり、一種類の食品ばかりを食べるダイエットは、
    栄養不足、カルシウム不足の原因になります。

  7. 煙草を控える
  8. ニコチンは、腸からカルシウムを吸収しにくくし、カルシウムを尿中に排出してしまします。
    また、骨を作る細胞の働きを弱くしてしまいます。

  9. 適度な運動をする
  10. 適度な運動により、骨に重力の刺激を与えると骨は強くなります。